関連基礎用語
●消臭
消臭とは、主に化学反応もしくは、物理吸着により無臭あるいは低臭気レベルにするものです。
●除臭
除臭とは、臭気の発生、あるいは発散を防ぐものです。抗菌繊維を使用し、水分・汗などが繊維に付着したとき、菌の繁殖を抑制し、繊維からのニオイの発生を防ぎます。
●除菌
除菌とは、目的とする対象物から微生物を除去することです。つまり、みなさんが除菌したいところ(まな板や冷蔵庫やふきん、あるいはトイレの便器や床など)から、いろいろな方法(ふいたり、洗い流したり、除菌製品を使うなど)で、バイ菌を取り除くことです。
●制菌
制菌とは、SEK(繊維製品新機能評価協議会)が厚生労働省の承諾を得て規定した言葉で「繊維上で菌の増殖を抑制する」機能を表すものです
●静菌
静菌とは、微生物は生きているが増殖できない状態をいいます。いくつかの薬剤は微生物に静菌的に働き、このような場合、薬剤が取り除かれたり希釈されると微生物は増殖性を回復し、一見生きかえったかの感じを与えます。中途半端な熱処理も微生物を一時的な静菌状態におくことがあります。ある期間その活動・増殖を抑制する事で、1立方cmの中の菌の数を決め、それ以下になった状態(薬事法や日本薬局方などに定められている定義)を指します。
●抗菌
一般的には、微生物の増殖を抑制すること、という意味で使われることが多いです。菌を殺したり減少させるのではなく、「菌の増殖を防止する」という意味です。日本工業規格(JIS)で試験法が規定されています。
●殺菌
「殺菌」とは、細菌を死滅させるいう意味ですが、洗剤や漂白剤などの雑貨品ではこの表現は使えません。(消毒薬などの「医薬品」や薬用石けんなどの「医薬部外品」で使われる表現です。)
消臭方法
(1) 触媒式脱臭法(酸化チタン光触媒方式)
- 防汚効果が高く、お風呂のタイル・窓ガラスなどに多く使用されています。
- 太陽光・蛍光灯などから放出される紫外線がないと機能しません。ニオイがこもる夜は、紫外線がないので消臭できません。
- ニオイを分解するのに1〜2時間かかるので、発生する量が多いとニオイが取れません。
- 分解したニオイが何に変化するのか分かっていません。
(2) オゾン脱臭法
- 大気中に微量に含まれ、強い酸化能力が有害物質を除去します。
- オゾンの濃度が高くなると有害になります。国内作業環境基準0.1ppm以内
(3) 物理吸着法(活性炭・セラミック・ゼオライト・高分子電解質)
- ヤシガラ活性炭は、最先端の技術を要する軍事兵器のガスマスクに採用されています。
- 幅広いニオイに対応し、速効性・回復力があります。
- 高分子電解質のスパイラルが大気中物質を吸着します。(水のイオン化と関連があります)
(4) 生物脱臭法(バクテリア)
- バクテリアに汚物を食べさせ、ニオイの元を処理します。
- バクテリアの生育条件を満たすのが困難です。
- バクテリアは、汚物などは食べますが、ニオイは食べません。
(5) フィトンチッド殺菌消毒(ヒノキの成分)
- フィトンチッドを空気中に噴霧し殺菌することで防臭します。
- 殺菌作用で悪い菌だけ殺菌すればよいが、役に立つ良い菌まで殺菌します。
- ヒノキの香りによるマスキング
(6) マイナスイオン消臭(水のマイナスイオン)
- 主に、OH(−)による分解消臭。
- (+)の電子を帯びたニオイは分解するが、(−)のニオイと中性のニオイは分解できません。〈ニオイの種類;アンモニア(+)・硫化水素(−)・酢酸(−)・アルデヒド(−)・ピリジン(−)・ニコチン(+)カテコール (中性)などです〉
(7) 金属イオン消臭法(銅イオン)
- 銅の抗菌性を利用し、菌の繁殖を抑制し防臭します。
- Cu(−)で、マイナスイオン消臭同様、(+)のニオイを分解消臭します。
抗菌について
経済産業省では「生活関連新機能加工製品懇談会」において、「抗菌加工製品」に関するガイドラインを取りまとめました。
〈「抗菌」が定義づけされました〉
ガイドラインで『「抗菌加工製品」における「抗菌」とは「当該製品の表面における細菌の増殖を抑制する』こととなりました。
また、黒ずみ等の原因であるカビ等の「真菌類」は「抗菌」が対象とする細菌には含めないことや、抗菌効果に係る副次的効果(汚れ・臭い・ぬめり等の防止または抑制)等は「抗菌」の中には含めないこととなりました。
〈「抗菌」の表示方法を統一〉
消費者が安心して商品を選択するために、「抗菌」の表示として、以下の5項目について表示することとしました。
この5項目は文字表示の他、マークによる表示もある程度可能です。
- 抗菌加工の存在
- 抗菌効果(製品の種類毎に行う試験方法による。効果の持続性等)
- 抗菌剤の種類(無機系/有機系/天然有機系等の区別)
- 抗菌加工製品の安全性(短期毒性・皮膚障害・皮膚刺激性等必要な事項)
- 抗菌効果を発揮・持続させるための使用方法・取扱注意事項

