嗅覚と遺伝子
医学の専門家によれば、人間の遺伝子は約2万2千個あるといわれ、その中で
視覚についての遺伝子は4個、
味覚についての遺伝子は28個であるのに対し、
匂いについての遺伝子は388個
もあることが判明しています。
つまり、匂いに関する遺伝子が全体の約2%を占めているということは、嗅覚が人間にとっていかに重要かということです。
(高田明和 浜松医科大学名誉教授)
嗅覚と脳と体
良い香りには理性ではコントロールしきれない感情を呼び起こす力があります。
それは香りの成分が人の情動や記憶をつかさどる脳の大脳辺縁系に直接作用するからです。
科学的研究によって欲求やけだるさ、好き嫌い、意欲や独創性はこの大脳辺縁系でつくりだされることが実証されています。
大脳辺縁系はまた視床下部と密接にリンクしています。視床下部は自律神経や内分泌、免疫系とも関係しています。

